活動レポート

「武蔵小杉のまちづくりを考えるつどい」に参加しました

2017年9月22日

9月22日、「武蔵小杉のまちづくりを考えるつどい」がエポックなかはらで開かれ、雨の中でしたが、100名を越える方々とともに参加し、熱心に聞き入りました。

最初に、埼玉大学岩見良太郎名誉教授と、元国立市長の上原公子さんの講演がありました。

170922-「つどい」のひとこま-1岩見先生は、人口減少時代を迎えてどういうまちづくりをしていくのか、私たちが目指すのは、高層化ではない、低層で歩いて様々な福祉や文化が享受できるまち、生活のなかで居場所になるところがつくれるまちであり、国のメニューに従って再開発をすすめ、地区計画でどんどん緩和して突破してくるやり方は、必ず失敗するまちづくり、と述べました。

上原さんは、1977年に国立市の基本構想「市民は自分の住むまちをどのようなまちにするのかについて権利と義務をもっている。国立市は市民参加を得て、市の発展の方向と規範を定めようとする…」を掲げながら、1924年にすでに一橋大学が誘致され、学園都市構想が打ち立てられたことを契機に、環境・景観にこだわる市民意識の始まりがあったといいます。

1970年に大学通りに設置された横断歩道橋事件をめぐり、紛争が開始されました。それが基本構想の目標に受け継がれたといいます。1993年、大学通りのマンション計画をめぐり、景観紛争が開始され、その運動のなかで、訴訟団幹事の上原市長が1999年に誕生します。

170922--「つどい」のひとこま-2直後に、明和マンション問題が勃発。高さ20メートルのマンションは景観を破壊する、建設をやめさせたい、日本中の話題になりました。その後、明和マンション側が裁判を起こし、様々な裁判闘争を経て、最高裁まで争われましたが、住民側が敗訴という結果になりました。

しかし、大学通りの景観は法的に保護すべき価値があるとの認定が出され、高度制限の条例が認められたのです。

「つどい」ではその後、小杉・丸子まちづくりの会が近隣住民約3千人に配布したアンケートに435人の回答が寄せられ、その結果をまとめた報告がありました。新聞にも大きく報道され、「超高層マンションはもういらない」との意見が8割以上にものぼったこと、ビルの風害や駅の混雑など大きな課題があること、将来の人口減も見据えた都市計画にすべきなど、市などに再開発の見直しを訴えました。

「つどい」ではさらにその後、岩見先生、上原さん、まちづくりの会の代表によるシンポジュウムが行われ、最後に集会アピールが出されました。

夜間の2時間半という時間内で、とても濃密なプログラムでの進行でした。