活動レポート

北海道の札幌市、帯広市、伊達市を視察しました(その2)

2017年7月4日

札幌市の視察が終わって、帯広に向いました。約3時間、長い時間かけての電車移動です。到着は19時を回りました。

170704-帯広市の給食センター翌7月4日は、帯広市の学校給食センターに行き、レクチャーを受け、施設見学と試食をさせていただきました。帯広市の人口は16.8万人、面積は東京とほぼ同じ、食糧自給率は1,000%を超えています。

学校給食の開始は、昭和19年に一つの小学校でみそ汁を提供したことから始まったそうです。以来、各学校で給食を提供してきましたが、提供できない学校もあり、市内全小中学校に給食を提供するために昭和40年に共同調理場を設置したそうです。

その後、児童生徒数が増加、昭和57年に24,000食の調理能力を有する大規模な学校給食共同調理場を整備。

そして、平成27年には、現在の学校給食センターが稼働することになったそうです。当時、建設から運営まで民間主導のPFI方式が検討されましたが、経費の試算をしたところ、直営の方が安くつくことがわかり、運営は直営で行われています。

もちろん地産地消で給食は提供されていますが、帯広の名産は根菜類で、葉物は道内もしくは本州からのものといいます。お米はもちろん地元産、牛乳は本州ではブランドの「四葉牛乳」です。

170704-給食の今日の献立自慢のメニューは「肉じゃが」で、実は今日の献立がその「肉じゃが」といい、「運がよかったですね」といわれました。

調理場の衛生管理は、それはみごとなものでした。見学コースからみせてもらいましたが、米飯が炊き上がると蒸らし、蓋がとられ、窯のままベルトコンベアーで運ばれ、別のコンベアーで窯がひっくり返り、同時にコンベアーにあけられた米飯をしゃもじで撹拌するように機械が撹拌し、調理員がご飯用の食缶にクラス毎に量りながら入れていきます。食缶の数は500個ほどが手際よく作業されていきます。

栄養士の配置は国基準、小中学校の給食を作っているので、センターに小学校分の3名と、中学校分の2名と、市単独雇用の2人、計7人がセンターに配置されています。アレルギー対応食などにも係わっています。

そのほかに、平成25年度から2名の非常勤栄養士を、食育指導専門員として学校における食育指導に配置しています。

いよいよ、試食です。献立は子どもたちに抜群の人気があり自慢の「肉じゃが」、きゅうりとキャベツの塩昆布もみ、揚げがたくさん入ったみそ汁、米飯、牛乳でした。

その「肉じゃが」ですが、地元のジャガイモを1ヵ月熟成させ、甘みが出たところで皮をむいて冷凍にしたものをから揚げにし、豚肉とともに、醤油、少量の砂糖で味付けしたものです。

私たちが普段食べている「肉じゃが」とだいぶ違いました。しかし、食べてみると、「なるほど、おいしい。じゃがいもの甘いこと」、みんな大満足でした。

給食費ですが、小学校は230円、中学校は280円で、公会計化されており、学校教職員には事務上の負担はかからない仕組みとなっていました。

視察終了後、帯広駅から伊達紋別駅へ、4時間の電車での移動でした。翌日は、伊達市内の障がい者施設のレクチャーと施設の視察です。