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京都市、神戸市を視察しました

2012年1月18日

1月16日、17日、京都市と神戸市へ視察にうかがいました。
16日は京都市役所で、高校生緊急就職支援プロジェクトチームについて、中学校給食について、京都市眺望景観創生条例などについて各担当者から説明を受け、いろいろお聞きしてきました。

120116 京都市役所での聞き取り 京都市には、9校の市立高校があるとのこと。普通科が5校、工業系が2校、音楽系、美術系がそれぞれ1校です。市立定時制は2校あります。その他、府立高校、私立高校があります。全体の12.8%が就職希望の生徒だそうです。
11月末時点で工業高校で95%、全日制で87.5%、定時制で71.4%が就職が内定しているということです。

それでも雇用情勢が厳しい中、高校生緊急就職支援センターを設置し、国の緊急雇用創出基金を活用して、4カ月程度の有期雇用の形態をとりながら安定就業のための研修事業を実施し、高校未就職者の就労支援、職場定着支援を実施しています。今年で2年目となるそうです。推進体制として、京都労働局・京都府・京都市・京都教育委員会・京都市教育委員会でプロジェクトチームを組織して取り組んでいます。

平成23年度高校を卒業しても就職できなかった卒業生を募集し、4カ月程度月額9万円程度で雇用し、就活力の基礎養成研修、応用養成研修を受けます。
平成22年度は、この研修を受けた37名全員が入社しました。ほぼ常勤だそうです。しかし、就職した人のうち、離職してしまった人もでるそうです。そのときは、再度受け入れて再就職まで相談にのります。
「いつでも、また来なさい!」こうして、受け入れています。

人生の門出のところでつまずいてしまったら、その後の人生にどんな影響がでるか、なんとか支援をして送り出してあげたい、そんな熱い取り組みの心が伝わってきました。

やり取りのなかで、川崎市の高校進学率のことを話したら、そんなに低いのですか」とおどろいていました。
この高校生緊急就職支援センターは、京都駅の近く「京都テルサ」の2階部分にありました。

120117 神戸市役所での聞き取り その後、神戸市三ノ宮に移動。翌17日は、神戸市役所で市立盲・養護学校の地震対策マニュアル、認知症高齢者訪問支援員派遣事業、神戸市住まいの耐震化促進事業について、聞き取り調査を行いました。

1月17日は、阪神・淡路大震災から17年目の年になります。この日、市役所周辺ではさまざまな取り組みが行われていました。東遊園地では「1.17」の文字が形づくられ、その中に蝋燭が入れられた竹筒が置かれ、早朝から祈りがささげられていました。(下の写真)

認知症高齢者訪問支援員派遣事業はほっとヘルパーサービスといいます。
在宅の認知症高齢者に対して、認知症高齢者介護に関する研修を受けた訪問支援員を継続的に派遣し、比較的長時間の見守り活動を実施することで認知症高齢者と訪問支援員が「なじみ関係」をつくり、落ち着いた在宅生活を継続できるように支援するという制度です。

ボランティアのサポートヘルパー制度に取り組む自治体が多い中で(川崎もそうです)神戸市はこのような制度を平成18年度から地域支援事業として実施しています。
平成20年10月からは対象者も拡大し、重度者への派遣も開始しました。
サービスの内容は居宅での見守り、話し相手、趣味活動の付き添い、散歩や買い物等の付き添いということです。

120117 東遊園地の「1.17震災、希望の灯り」 利用者は昨年12月時点で72人、8割強の本人、家族が満足していて、派遣時間も軽度の人は週1回で5時間まで、利用料は1時間160円、重度の方は週1回で3時間、利用料は1時間250円ということですが、こちらも含めてほぼ満足されているという結果がでているそうです。

全市的には約3,000人の対象者がいるものの、利用者が72人というのは、周知が徹底されていないこと、さらに要件のなかに「介護保険の居宅介護サービス費等区分支給限度基準額の概ね7割以上のサービスを利用している方」というのが「高いハードルになっているのかもしれませんね。この条件の緩和を検討したい」とも話されていました。

委託料は軽度では時間当たり1,440円、それに利用料160円が加算されます。
重度では2,250円、それに利用料250円が加算されます。

住まいの耐震化促進事業では、24年1月17日から耐震化促進室が、都市計画総局総務部に設置されました。
耐震診断、共同住宅耐震精密診断補助、耐震改修補助(一般型・部分改修型・小規模型)、解体撤去補助、家具固定補助などの促進が行われています。

家具の固定は、満65歳以上の方がいる家庭、障害者の方がいる家庭、小学生以下の子どもがいる家庭が対象者です。対象費用の2分の1または1万円のうち低い額が補助されます。
担当が建築課から耐震化促進室に移ったことは、耐震補強工もいろいろ工夫して柔軟になにしろ耐震化を進める意気込みが感じられました。

盲・養護学校の地震対策マニュアルでは、特別支援学校の先生が当時のことを生々しく、語りながら説明してくださいました。
養護学校では「エリア構想」というものを立ち上げ、災害時に備えて幼児・児童・生徒の安否確認・要支援状況の把握を迅速に行うために「エリア構想」を行い、居住区になるべく近い職員を担当職員にしているということです。

さらに養護学校の場合、医療的ケアの必要な子どもが圧倒的に多く、防災備蓄品は、各個人に合わせた防災用食事食、必要な機材をそれぞれのロッカーに保管しているのだそうです。カニューレ、吸引機、チュウブなどは別途、一括して保管しているということでした。

時間いっぱいまでやりとりをさせていただき、昼過ぎの新幹線で新神戸駅から川崎へ戻りました。