活動レポート

精神障害者家族会 「あやめ会」 のみなさんと懇談を行いました

2010年9月1日

9月1日、午前中精神障害者家族会 「あやめ会」 のみなさんと懇談を行いました。
猛暑のなか、朝から星野のり理事長さんはじめ、役員さん、たくさんの方々に参加していただきました。

星野理事長はあいさつのなかで、自立支援法ができて3障害(精神・身体・知的) の施策が同様になるときいていたが、精神の分野はかなり遅れていることが改めてはなされました。

副理事長さんから、川崎市に要望した事項について実態もふまえながらの説明がありました。
「障害者手帳1・2級をもつ精神障害者を重度障害者医療費助成の対象にするとともに、従前どおり、精神障害者の精神科医療費の無料化を」 の要望はたいへん切実でした。

「重度医療費助成の対象」 にすることは、昨年3月の市議会で全会一致で趣旨採択されているにもかかわらず、具体的な措置がされていません。県内でも平塚市、藤沢市、相模原市、海老名市など9市町村が適用され、厚木市、二宮町では今年10月から適用されようとしているのです。

川崎市、横浜市など大都市が適用していません。精神疾患をもっていると就労からも除外されることが多く、所得が低い人が多く、また病気にもかかりやすく医療費の1割負担は過重な負担になっているということ、ほんとうにその通りだと思いました。

「区毎にある保健福祉センターによる、引きこもり等の精神障害者を対象とした家庭訪問や家族への対応がさらに充実されるように必要な措置を」 の要望も切実です。生活相談センターもありますが、問題は外に出ることができない方。ていねいに訪問活動を行い、本人、家族との信頼関係を築きながら、安定した生活が送れるように支援できる体制が必要なのです。残念ながら保健所の保健師さんは人員も不足し、保健所の企画の仕事でめいっぱい、とても訪問活動をきめ細かに行うことが困難になっています。

「精神科病院に無料病室を増やしてください」 と言う要望もそのとおりです。無料ベッドはいつも満床で、緊急での入院が多く、そのうえ長期の入院が多く、その負担はたいへん、とはなされました。
そのほか、グループホームの増設、運営費に対する助成措置の継続、ショートステイ施設の拡充 (市内1か所しかありません) など、はなされました。

9月議会が3日からはじまります。折しも先日、川崎市の第3次行財政改革プランが報告され、このなかには 「あやめ会」 のみなさんががっかりされるような障害者施策の後退が盛り込まれています。障害者分野の福祉の後退はやるべきではありません。私たちは、この日寄せられた要望を議会でも取り上げて、少しでも前進させるため粘り強くがんばりたいと思います。

1時間30分ほどの懇談になりましたが、帰り際、あやめ会のみなさんが 「今日はゆっくりはなしを聞いてもらって、ほんとうによかったです」 と言われましたが、私たち自身のほうが家族のみなさんの生活の場での実情など、いろいろ勉強させていただき、感謝しております。