8月17日から夏休みをいただき、今年も尾瀬に行ってきました。
連日のうだるような猛暑に乗じて、さらに運動不足で山を歩くことすら自信がなく、私は不安のまま、朝はやく川崎を出発しました。夫は毎朝多摩川を走り、足にはかなりの自信があるようで、今年も尾瀬行きの予定をつくり、喜々として準備をしていました。
この日、お昼前に奥日光に到着。足慣らしということで硫黄のにおいが強烈な湯畑を通り、切込湖などがあるハイキングコースを約8キロ歩きました。この道が予想以上にアップダウンがあり、運動不足の私の足にとってはきつーいものでした。
歩ききったときはもう、足がぱんぱん。この日の宿は、戸倉にある 「ロッジ長蔵」 です。お気に入りのとってもすてきな宿ですが、泊り客は私たち夫婦2人だけでした。食事は自家製の野菜をふんだんに使い、お魚、肉料理もこの宿ならではの料理法でほんとうにおいしいので、たのしみのひとつです。
2日目の朝食、ごらんください。みんな手作り、パンもおいしい、いいでしょう。食べようと思って、「あ、もったいない」と、カメラを部屋に取りに行き、撮ったものです。(下の写真)
朝食をたくさんいただいて、今日は、鳩待峠から富士見峠へのハイキングです。
戸倉から乗り合いタクシーで鳩待峠に。ここから歩きます。急に足を酷使した前日の後遺症がでて、特にふくろはぎが痛い! 痛い! ステッキをもっての山登りです。やっと、横田代にでて、あたり一面のキンコウカの花に出会いました。(上の写真)
この日、残念ながら霧が立ち込め、遠方の景色は見えません。晴れていれば至仏山がよく見えるのに。でもここまでくると、「ああ、また今年も尾瀬に来たのね」 と、感慨深いものがあります。
湿地の復元に取り組むあやめ平にでて、もう一息で富士見峠小屋です。いつものおじさんが出迎えてくれました。食事を注文するとかならず出してくださるのがかぼちゃの甘煮。これがまた、おいしいのです。
しばらく休憩し、もと来た山道を引き返しました。横田代に着いたころから雨が降り出し、一時はどしゃぶりに。足も痛くなってやっとのことで、私は鳩待峠にもどりました。
翌日は台風が上陸するかもしれないとの情報で、1日待って翌日、大清水から一ノ瀬休憩所、そして三平峠まで登って三平下、尾瀬沼のふもとに到着。残念ながら抜けるような青空には出会えませんでしたが、歩くにはちょうどよいお天気で、ゆっくりペースで気もち良く歩きました。途中、岩清水がのどを潤してくれる休憩場所があり、ここまでくると半分近く登ったことになり、気持ちのうえで楽になります。
お昼すぎに長蔵小屋売店に到着しました。お昼を食べて、この日の宿舎である尾瀬沼ヒュッテに入りました。荷物を置いて、スケッチブックをもって、周辺の散歩です。尾瀬にきはじめてかれこれ25年、いつもかわらず静かに迎えてくれることがなによりうれしいことです。
この日は平野長蔵さんなどが眠る平野家のお墓の近くでスケッチさせてもらいました。この丘はヤナギランが咲き、大江湿原、尾瀬沼、3本杉、沼のほとりの山小屋などが一望できる絶景ポイントなのです。しかし、そのすばらしい景色を絵に書くことはむずかしいですね。夫は私の横で構図をとり、さっさと筆を走らせてうれしそうでした。
この日の晩から降り出した雨は朝になっても止まず、雨のなか尾瀬沼を出発しましたが、三平峠に着くころにはお天気は回復し、晴れ間ものぞき、うぐいすなど鳥たちがさえずり始めました。
尾瀬に入るには歩かなければ、入れません。
今年のように、足が痛くなると不安になりますが、日頃からすこしでも鍛えて末永く、尾瀬行きができますように。






