議会活動報告

12月市議会一般質問 (1) 障がいのある方の水泳における練習場所の確保について

2018年12月17日

12月17日行われた川崎市議会12月議会で一般質問に立ち、次のテーマについて、質疑を行いました。

1. 障がいのある方の水泳における練習場所の確保について
2. ホームヘルプ事業について
3. 委託業務の入札について
4. 武蔵小杉のまちづくりについて

1. 障がいのある方の水泳における練習場所の確保について

(市古) 障がいのある方の水泳における練習場所の確保について、市民文化局長に伺います。

181217-ある企業のプールで水泳練習をする障がい者のみなさん2005年の「全国障がい者スポーツ大会」に出場された選手たちに「大会後も水泳に関ってほしい」との願いで、当時コーチとして携わった方が練習場の確保のために市内の様々な大学や企業と交渉し、グループをつくり現在まで毎週日曜日13時30分から15時30分まで3コースある企業のプールを借りて、水泳をおこなっています。

当時5名だった選手も、「どのような障がいがあっても水泳に関れる」という評判が広がり、今では35名の方が水に慣れる初心者から、大きな大会に出場できる高いレベルの選手まで増えたそうです。

現在は、お断りするくらい要求は増えています。そして、グループを立ち上げ以降、毎年、このグループ内からも「障がい者日本選手権大会」等に出場できるだけの選手も得て、日本身体障害者水泳連盟の育成選手まで輩出していると聞いて、私も驚きました。

しかし、このプールが老朽化により、2020年の夏には閉鎖、もしその途中で設備に問題が起きた場合は、その時点で閉鎖という通知を2018年10月にグループの方が受けて、今後の練習場所がなくどうしたらよいか、という相談を受けました。

市内で、障がい者が水泳をする場合、多摩スポーツセンターと市民プラザがあるということですが、それぞれの利用形態と利用人数について伺います。

(市民文化局長) 多摩スポーツセンターでは、平成29年度は、障がいのある方3,66名にご利用いただくとともに、1期あたり10回で年4回開催するプール教室「知的障がい児アクアムーブメント」には714名、「肢体障がい者アクアブームメント」には113名、毎月第3日曜日に実施している「知的障がい者アクアブーブメント」には111名の方に参加していただいています。

市民プラザでは、個人利用が3,465名、団体予約により毎週月曜日に一定時間レーンを貸り切って利用されている障がい者団体が2団体で年間延べ109名の方々に利用いただいています。

(市古) 多摩スポーツセンターの場合、いま答弁いただきましたが、期限付きのプール教室はあっても、常時コースを決めて障がい者専用はありません。市民プラザは、週1回、コースを決めて、午後と夜に、二つの団体が使用しているとのことでした。

中原区井田のプールは、野外で利用できるといっても夏だけ。川崎市近隣では、「横浜国際プール」は可能だそうですが、予約は横浜市在住・在勤の方やチームが優先になるため、定期的な利用はほぼ不可能と聞きます。

このような現状のもと、長い間、何より障がいを持つ方が水泳に親しみ、そして、大会にまで出場できるような育成を行っているスタッフやコーチのみなさんの努力を不意にするような事態が起きようとしています。

この方々が水泳を継続できるよう練習場所の確保について、川崎市として障がい者スポーツを進める立場からも支援していくべきと思いますが、伺います。

(市民文化局長) 川崎市スポーツ推進計画では、基本施策の一つとして障がい者スポーツの推進を掲げており、障がいのあるなしに関わらず、だれでもスポーツに楽しむことができる街を目指しています。

水泳は一定のサポートによって、障がいのある方にも取り組みやすいスポーツですので、障がい者の方がプールをより利用しやすくなるよう、関係団体や施設管理者と検討していきたいと考えています。

(市古) 再度伺います。障がいのあるなしに関らず、誰もがスポーツを楽しむことができる街を目指しているといっても、障がいを持つ方が持続的に水泳を練習するとなったら、コーチも必要ですし、かろうじて行っている場所は、多摩スポーツセンターと市民プラザだけです。障がい者スポーツの推進といってもその内実はあまりにもお粗末としかいいようがありません。

一つのグループを特別に支援してほしいと言っている訳ではありません。川崎市として、常時障がいをもつ方々が水泳の練習ができるように場所の提供こそ必要なのではないですか。

このグループだってそのような場所があれば、そこを利用されたことでしょう。ところが、その練習場所がなくなってしまうのです。

障がい者の方がプールをより利用しやすくなるよう、関係団体や施設管理者等と検討して参りたいということですが、具体的にどう検討されるのか、伺います。

水泳は一定のサポートによって、障がいのある方にもとりくみやすいスポーツといっているのですから、民間のプールを障がい者用コースとして川崎市が借り切って、要望する障害者グループに開放するという方法もあると思いますが、伺います。

(市民文化局長) 今年度、多摩スポーツセンターで実施しました障がい者スポーツデー水泳教室は、参加者から好評でしたので、来年度に向けて実施場所や回数等の拡大を検討するものです。

民間プールの開放については、運営会社による水泳教室等で利用されているため、難しい状況ですが、障がいのある方が継続してスポーツすることは大切であると考えていますので、プールの運用方法や他都市の事例等を研究して参りたいと思います。

(市古) 水泳教室を増やせば、さらに練習場の要望は強くなります。障がい者の数は確実に増加している状況です。当面の練習場所として、民間のプール借り上げによる開放をぜひ、検討してください。

やはり、障がい者スポーツセンターは必要ということです。152万人の大都市でそれがないというのははずかしいことです。改めて、その整備を強く要望いたします。

(2.以降は、続報します)