議会活動報告

市長に、「市民アンケートの結果」と「2019年度川崎市予算要望書」を提出しました

2018年11月29日

11月29日、福田市長に、「市民アンケートの結果」と「2019年度川崎市予算要望書」を提出しました。

181129-福田市長に提出しました(市古) 本日はご多忙のなか、私たちも申し入れに対しお時間をとっていただき、ありがとうございました。時間の関係もありますので、さっそく2つの申し入れをさせていただきます。

一つは、私たち議員団がこの夏から秋にかけて行って参りました「市民アンケートの結果についてです。無作為でアンケートを配布させていただき、11月26日現在で4,490通の郵送による回答をいただきました。

その集計結果をお持ちしたわけですが、市長にも市民の声として受け止めていただき、来年度以降の施策に反映していただければと思っています。

少しだけ、特徴をお話しさせていただきますと、毎日の暮らし向きについて、全体では苦しくなったが57%、楽になったという人は3%でした。景気の回復がいわれていますが、市民の実感はそうはなっていない、ということです。

その理由として、社会保障料の負担増、年金の減少、保育・教育などの支出増、医療費の支出増などがあげられています。

川﨑市政で特に力を入れてほしいこととして、医療、介護、子育て支援、環境、防災、教育問題と続きます。子育てでは、保育園の増設、子どもの医療費助成の拡充、公園・遊び場の整備などが、上位を占めています。

教育では、いじめ問題が突出しており、給食の無償化、教育費の保護者負軽減、教職員の増員が続きます。高齢者では、介護保険料・利用料の軽減、特養ホームの増設、国民健康保険料値下げなどが続きます。

まちづくりでは、地震防災対策が一番で、道路・公園の整備・清掃、水害対策、自転車対策、コミュニティーバスの導入と続きます。私どもも、頻繁に地域をまわっていますが、住民の方々の要望は市民アンケートとほぼ同様と認識しているところです。

ぜひ、今後の市政運営の参考にしていただければと思います。

福田市長は、市民アンケートについて、中身をよく拝見します。特に子どものいじめ、不登校の問題が重く受け止めていること。なかなか解決についてこれといった方策がなく、困っています。どのようにアプローチしていくべきか、しっかりやっていきたい、などと応じました。

(市古) 次に、来年度の予算について要望書を提出させていただきます。日ごろからの住民の要望と夏の時期、各種団体の方々と懇談会を開いて参りましたが、これらのことを議員団として議論を重ね、分厚くなりましたが要望書としてまとめました。

いろいろあるのですが、時間の関係もありますので、とくに気になっていることを、まずお話しさせていただきます。

一つは、外国人むけの医療ツーリズム病院のことです。100床の病院開設が浮上し、医療界をはじめ関係者に大きな衝撃を与えています。住民のみなさんには、まだその情報は行き届いていないと思いますが、先日行われた川崎区6町内会の定例会合でもたくさんの不安の声が寄せられたと聞いております。

まず医師会は6つの理由を挙げて多大な影響を指摘していますが、この病院の行き着く先が、何より国民皆保険制度を形骸化する大きな危惧が寄せられています。

世界医師会はリスボン宣言を出し、この事業はすべての人が貧富などの差別なしに医療が受けられる権利に反し、医療が特定の外国人富裕層を対象にした営利目的の産業のために利用されるようになると、その危険性を指摘しています。

開設を認めれば、日本で初めて医療ツーリズム病院になるということで、全国にたいへんな影響を広げます。ぜひ、開設は認めないようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

福田市長は、少なくとも地元の理解がないところで展開するのは受け入れ難い。開所しようとしている医療機関は十分考慮してほしい。これ以上はいまの時点ではいえないが、いろいろなところに影響する。国も省庁によって考えが違う。医師会の懸念も承知している、と応じました。

(市古) もう一つは、カジノを含む総合リゾート施設・IRの誘致の問題です。新聞報道では、市長は「検討中」と答え、「検討中と答えたほうが、国の情報を的確に取れるのでは」と話されたとのことです。そのうえ、「羽田空港に隣接している地の利は最高と思う」との考えも示したと報道されており、こちらも不安が広がっています。

川崎は競輪・競馬などの公営ギャンブルの営業を続けてきましたが、公営ではさまざまな厳しい規制があり、要件には「目的の公益性」があります。しかし、カジノは公益性などまったくなく、極めて違法性が高い事業です。ギャンブル依存症の恐ろしさは、本人だけでなく、家族まで含めて深刻な弊害をもたらすものとして、反対の声は全国的に広がっています。

もし川崎にカジノを呼び込むような事態になったら、再びギャンブルのまちと呼ばれるようなことになるのではないか、まさかカジノの誘致はなさらないと思いますが、こういう機会ですから伺っておきたいと思います。

福田市長は、会見で言った通りだが、国の地方財政への対応は厳しい。最初からすべてを否定する必要はない。検討していく。突然何かが始まるわけだはない。すごい反応でびっくりしている。

アメリカに行ったら、カジノ出張ではないかと言われた。そんなことではまったくないのに。たしかに地の利は抜群によいので、カジノに限らず、何に生かしていくのか、考えたい、と応じました。