いちごレター

京浜協同劇団の公演、「おりん」を観劇しました

2018年11月23日

11月23日、京浜協同劇団第92回公演「おりん(姥捨て異聞)」を観劇しました。勤労感謝の日、午後の公演が行われる会場の「スペース京浜」は、満員。私は自転車で行ける距離で、とても助かります。

181123 第92回公演「おりん」の案内おりんは、69歳。まずしいこの村では、少しでも食い扶持を減らそうと、70歳になるとお山に行く習わしがある…。おりんは、できるだけ早くお山に行って家族に迷惑をかけまいと、孝行息子に促す…。

おりんを演じたのは、84歳の若菜ときこさん。京浜協同劇団の創立メンバーの最後のひとりです。若菜さんのおりんは、すばらしかったの一言です。

その立ち振る舞い、山に捨てられる老婆の役でありながら、その身の振り方は、とてもしなやかで、ときどきみせるユーモラスなしぐさに思わずクスッと笑ってしまいました。10回にわたる公演、よくがんばられたと思います。

舞台の最後、「おっかあ捨てずとも、この国はとうに姥捨て山ョ」のことばが胸に突き刺さりました。

平均年齢69歳という京浜協同劇団。出演されたすべての劇団員のみなさん、たいへんな熱演でした。おりんを背負って舞台を何回も行き来した、孝行息子を演じた護柔さん、重かったでしょうに、そんな素振り見せず、さすがでした。

69歳といえば、私と同じ歳。おりんの時代では、私も山行きだったのね、つくづくそんな歳になったのだと思ってしまいました。

実は夫は、チケットを購入したのですが、「楢山節考」と聞いて、96歳の母のことが身につまされるのか、観劇することがつらい、と観なかったのです。